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ECサイトとは?知っておきたいECサイトと運営の基本情報を解説

ECサイトとは?知っておきたいECサイトと運営の基本情報を解説

日ごろからECサイト(オンラインショップ)で買い物をしていても、ECサイトの機能や仕組みはよく知らない人も多いことでしょう。この記事では、ECサイトとその運営について基本的なことを知りたいという人に向けて、ECサイトの定義から、ECの市場規模、ECサイトに必要な機能、構築方法、運営業務まで、基礎知識を紹介します。

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目次

ECサイトとは

はじめに、ECサイトの定義と、その種類について説明します。

ECサイトの定義

ECサイトとは、商品やサービスをインターネット上で販売するWebサイトの総称です。ECサイトの「EC」とは、英語のElectronic Commerce(エレクトロニック・コマース=電子商取引)の略です。

ECサイトの種類

ECサイトは大きく、モール型自社EC型に分けられます。それぞれの特徴を生かして両者を運営する場合もあります。

モール型ECサイト

モール型とは、複数のショップを集めて構成されるインターネット上のショッピングモールです。日本では、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのモール型ECがよく知られています。
主なモールには知名度があり、販促イベントもモール運営者が行うため、集客しやすいというメリットがあります。ただし商品は競合商品と並んで表示されるので、自社の個性をアピールすることが難しい側面もあります。

自社ECサイト

企業が個別のドメインを取って、独自に運営するECサイトが自社ECです。
サイトデザインや運営の自由度が高い自社ECは個性を表現しやすい一方で、集客を自社ですべて行わなくてはなりません。SEO(検索エンジン最適化)やリスティング広告といった集客施策が必須となります。

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ECサイトの種類に関する詳しい解説は、下記のコラムをご覧ください。
自社ECとは?モール型ECとの違いとそれぞれのメリット・デメリット

ECの市場規模[2021年]

2021年7月に経済産業省が発表した「電子商取引に関する市場調査」(※)によると、2020年の消費者向けインターネット通販の市場規模は、1998年の調査開始以来、初めて伸びが止まりほぼ横ばいになりました。2020年の市場規模は19.3兆円(前年19.4兆円、前年比0.43%減)で、金額では前年に対して830億円のマイナス。また、企業間電子商取引の市場は334.9兆円。前年は353.0兆円で、前年に比べて5.1%減少しました。
この背景には新型コロナウィルス感染拡大が影響しています。2020年は緊急事態宣言などで巣ごもり需要などと言われるように、物販系ECの市場は大幅に伸びています。一方、外出自粛で旅行サービスの需要が激減し、サービス系分野の市場規模は大幅に縮小しました。こうしてプラスマイナスが相殺されて、EC全体の市場が横ばいとなったわけです。
ただし、EC化率(全商取引額のうちECの取引額が占める割合)を見ると、消費者向けECは8.08%(前年比1.32ポイント増)、企業間電子商取引で33.5%(前年比1.8ポイント増)と増加傾向にあり、商取引の電子化は引き続き進展していると考えられます。
(※)令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査):経済産業省 https://www.meti.go.jp/press/2021/07/20210730010/20210730010.html

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ECサイトを取り巻く状況に関する詳しい解説は、下記のコラムをご覧ください。
通販市場規模からEC事業の将来性を考える【2020年】

ECサイトの構築方法

自社ECサイトの構築方法は主に4つあります。予算やビジネスの規模に合わせて、適切な構築方法を選びます。

ASP

ASPは、Application Service Provider(アプリケーション・サービス・プロバイダ)の略で、アプリケーションソフトの機能をインターネット経由で提供するサービスや事業者を指します。
ECサイト構築のASPでは、専門知識がなくても手軽にECを始められるローコストのサービスが人気です。シンプルな基本機能に高度な機能を追加できるサービスもあります。
ただし、デザインはテンプレートから選ぶ方式のため、自由度は他の構築方法に比べて低めです。

オープンソース

オープンソースとは、インターネット上に無償公開されているソースコードをインストールしてサイト構築する方法です。
バグが出た場合の対処やセキュリティ面の強化など、自社で対処すべき部分が多いため、システム開発部門がある企業向きです。技術者がいればライセンス費用なしでECサイトを構築できます。

パッケージ

パッケージとは、ECサイト構築用のパッケージソフトをもとに、ECサイトを構築する方法です。構築から運営管理、メンテナンスまで、パッケージを販売する企業がサポートするため、自社に技術がなくても独自のカスタマイズが可能です。サポートが手厚い半面、費用がかかるため、中規模以上のECサイトに向いています。

フルスクラッチ

フルスクラッチとは、既存のシステムやソフトウェアを使わず、ゼロからECサイトを構築する方法です。高額な初期費用が必要になるものの、デザインから設計まで制限を受けずに、独自のECサイトを作ることができます。資金力や技術力があり、自分たちですべてを把握し、柔軟にECサイトを運営していきたい企業に適しています。

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ECサイトの構築方法に関する詳しい解説は、下記のコラムをご覧ください。
ECサイト構築の手順を4つの手法別に比較解説!費用感や選び方のポイントまで

ECサイトに必要な機能

ECサイトに必要な機能は主に次の6つです。いずれも欠かせない機能で、相互に連携しながらECサイトを動かします。

商品系機能

商品情報の登録や編集をする商品管理や、在庫の数量を正しく把握する在庫管理の機能など。

会員系機能

会員登録者のデータや顧客データの管理、問い合わせの管理といった機能のほか、メルマガや注文完了メールを送信するためのメール機能など。

注文系機能

受注した商品や金額、数量などを管理する注文管理、顧客が選んだ決済方法の情報を管理する決済管理、商品の配送先情報を管理する出荷管理などの機能。

デザイン機能

CMS(コンテンツマネジメントシステム)のような、ECサイトのデザインを編集する機能。

販促系機能

キャンペーンの実施やクーポンの発行、レコメンドの設定といった販売を促進するための機能。

分析系機能

マーケティングやサイト改善のために、サイト上のユーザーの行動を把握し、分析する機能。

ECサイトの運営業務

ECサイトの運営業務は、フロントエンド業務バックエンド業務の2つに分けられます。フロントエンド業務は、ECサイトにおいてユーザーの目に触れる部分の業務、バックエンド業務は、ユーザーの目に触れない部分の業務を指します。

フロントエンド業務

フロントエンド業務には次の5つがあります。

商品の企画開発

市場のニーズやトレンドを研究し、販売する商品を企画する仕事です。商品の製造や仕入れのスケジュールをしっかり意識した企画を立てることが大切です。

ECサイトの企画と構築

ブランドのイメージを表現し、ユーザーが魅力的に感じるECサイトを企画・構築します。デザインだけでなく、訪れた人が買い物をしやすいUI(ユーザー・インターフェース)を目指します。

商品の仕入れと在庫管理

販売計画に従って商品を仕入れます。また、在庫量を適正に保ち、過剰在庫にならないようにコントロールします。

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在庫管理に関する詳しい解説は、下記のコラムをご覧ください。
在庫管理とは?ECサイトを運営するなら知っておきたいその重要性と目的

商品の価格調整や商品の入れ替え

在庫を抱えているよりも、思い切った値下げをして売り切った方がよい場合があります。そうした見切り品やセール品の価格の調整、季節や流行に合わせた入れ替えもフロントエンドの業務です。

集客と販売促進

売上を伸ばすには、集客と販促といったマーケティング施策が必要です。検索結果の表示順位を上げるためのリスティング広告とSEO対策に加えて、商品の特性に合わせたSNSの活用も集客に効果的です。タイミングを見て、セールやクーポン、メールマーケティングといった企画も実施します。

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ECのマーケティング施策に関する詳しい解説は、下記のコラムをご覧ください。
ECマーケティングの特徴とは?売上アップにつながる4つのポイントを解説!

バックエンド業務

バックエンド業務には、次の3つがあります。規模が小さい間は、すべてのバックエンド業務を自社で行うことができます。しかし販売数が増えてくると、自社でスタッフや倉庫を確保するよりも、外部のサービスを利用する方がコストを抑えられるケースもあります。

商品情報の登録

「ささげ業務」(商品の撮影、採寸、原稿制作)を行い、商品の詳細な情報を準備します。そして、商品の識別コード、価格、商品説明などの商品情報をECサイトに登録します。

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ささげ業務に関する詳しい解説は、下記のコラムをご覧ください。
ささげ業務とは?ECサイトの売上に直結する業務の解説と外注のメリット・デメリット

受注管理

在庫管理、受注、決済処理、ピッキング、商品発送、カスタマーサービスといった受発注管理は、「フルフィルメント」とも呼ばれ、バックエンドの核となる業務です。

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フルフィルメントに関する詳しい解説は、下記のコラムをご覧ください。
フルフィルメントとは?業務内容やメリット・デメリットを解説

総合管理業務

バックエンド全体を管理する業務です。EC運営にかかる経費や人件費を管理し、アクセス解析や売上からECサイトの状況を評価。課題を発見し、改善案を立てて実行します。

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ECサイトの運営業務に関する詳しい解説は、下記のコラムをご覧ください。
ECサイト運営とは?担当者が知るべき8つの業務内容を詳しく解説

ECサイトの運営に関わるなら、市場動向や必要な機能、業務の流れを押さえておこう

今回は、ECサイトの基礎知識を紹介しました。今後、ECサイトに関わる仕事をするうえで、どういった業務を担当するにしても、ECサイトに必要な機能や運営業務の流れを知っておくことは重要です。コロナ禍の影響を受けた2021年の市場規模や、今伸びているサイト構築方法なども、押さえておきたい話題です。基本的な知識をしっかり身に付けて、自社のEC事業に貢献していきましょう。

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