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レスポンシブデザインとは?仕組みやメリット・デメリット、作成時のポイントを解説

レスポンシブデザインとは?仕組みやメリット・デメリット、作成時のポイントを解説

Webサイトをスマートフォンやタブレットで閲覧することが多くなり、多様なデバイスの画面に合うWebデザインが必要とされるようになりました。従来は、それぞれのデバイスに合わせてデザインを変える必要がありましたが、その手間をなくしたWebサイトの構築方法がレスポンシブデザイン(レスポンシブWebデザイン)です。その仕組みや作成する際のポイントを紹介します。

目次

レスポンシブデザインとは

レスポンシブデザインとは、スマートフォン、タブレット、PCといった複数の異なる画面サイズに合わせて、ページのレイアウトやデザインを、自動的に最適化させることを言います。

レスポンシブデザインの仕組み

従来は、スマートフォン用、タブレット用、PC用というように、デバイスに合わせて複数のHTMLファイルを用意しなくてはなりませんでした。しかしレスポンシブデザインでは、ひとつのHTMLファイルをメディアクエリ(画面環境に応じてWebページのスタイルを切り替える機能)で制御し、それぞれの画面サイズに合うようにレイアウトやデザインを調整します。その結果、デスクトップの大型画面からスマートフォンの小さな画面まで、同じWebサイトがデバイスの画面サイズに適したレイアウトに自動で切り替わるのです。

一つのHTMLファイルで各デバイズに異なったレイアウトを表示

レスポンシブデザインのメリット

レスポンシブデザインには以下のようなメリットがあります。

Webサイトの管理が簡単になる

どのデバイスでもひとつのファイルで対応できるため、管理が簡単になります。従来の方法では、Webサイト上の情報を修正したり更新したりする際は、デバイスごとに用意された複数のHTMLをひとつずつ調整する必要がありました。しかしレスポンシブデザインなら、更新作業が1回ですみます。

検索サイトで上位に表示されやすくなる

従来の方法では、PC用とスマートフォン用のWebサイトを作るときに別々のURLを用意しなければなりませんでした。しかし、レスポンシブデザインにするとURLが統一されます。そのため検索エンジンの評価もひとつにまとまり、順位が向上しやすくなります。

また、Googleはコンテンツの質を評価するときに、PC用サイトではなくスマートフォンのサイトを評価の主軸にする「モバイルファーストインデックス」を2021年3月から採用しました。レスポンシブデザインではスマートフォンに適した自然なレイアウトでサイトを表示できるため、検索結果の順位が上がる可能性が高まります。

・検索結果の詳しい解説は下記のコラムでご覧いただけます。
指名検索とは?そのメリットと指名検索を増やすための方法を解説

・Webサイトリニューアルの詳しい解説は下記のコラムでご覧いただけます。
Webサイトリニューアルのタイミングはいつ?進め方や要件定義を解説

アクセス解析が簡単になる

今までURLごとに行わなければならなかったアクセス解析のデータも一括で把握できます。

情報が見やすくなる

今まではPC用のWebサイトをスマートフォンで閲覧すると、レイアウトが崩れて内容が正しく表示されないことがありました。自動調整をするレスポンシブデザインでは、その問題がなくなります。また、スマートフォン専用サイトを表示する際のリダイレクトや読み込みにかかっていた時間が減り、操作性が向上します。

レスポンシブデザインのデメリット

便利な一方で、デメリットもあります。Webサイトを制作するときは以下の点に配慮するようにしましょう。

Webサイトを読み込む速度が遅くなる場合がある

スマートフォンからWebサイトを閲覧するときは、PC用のHTMLコードやCSS、画像といった要素を読み込むことになります。スマートフォンのスペックが低い場合は、データ読み込みに時間がかかってしまいます。

デザインに制限がある

スマートフォンでの読み込みに時間がかからないサイトを作るには、シンプルなWebサイトが望ましく、凝ったデザインやサイズの大きな画像・動画は避けた方が無難です。そのため、デザインの自由度が下がります。

Webサイト制作に手間がかかる

レスポンシブデザインにする際は、ひとつのHTMLファイルの中にデバイスごとのデザインを制作し、それに合わせたコードを埋め込んでいきます。そのため通常のWebサイトを完成させるよりも手間がかかります。

レスポンシブデザインが向いているWebサイト

メリットとデメリットを考え合わせると、レスポンシブデザインが向いているのは、次のようなWebサイトと言えそうです。

レスポンシブデザインに向いているWebサイトとその理由

レスポンシブデザインを使ったWebサイト作成の6つのポイント

次にレスポンシブデザインでWebサイトを作成する際のポイントを6つ紹介します。

スマートフォンビューから着手する

作成は、一番小さいスマートフォン用のレイアウトから取り掛かります。スマートフォンで見ることを前提にWebサイトを作成し、そのあと、ほかのデバイスでも正しく表示されるように最適化をしていきます。このモバイルファーストのアプローチにより、ユーザーはどのデバイスでもストレスなくコンテンツを見ることができます。

タッチ操作で使いやすいデザインにする

デスクトップではマウスやキーボードを使いますが、スマートフォンやタブレットでは、タッチ操作が主流です。最近ではノートパソコンでもタッチ操作を採用する機種が増えています。タッチデバイスを中心にした画面設計を行いましょう。

重要な情報は最優先に表示する

多様なデバイスに対応するデザインでは、最も重要な情報を最も目に入りやすい所に配置することが大切です。スマートフォンで見る場合は画面サイズに制限があり、PCよりも通信環境の影響を受けやすいため、重要な情報が見落とされてしまう可能性を減らすためです。

画面サイズによってグループ分けして開発する

さまざまな画面サイズをいくつかのカテゴリーにグループ分けしてデザインするという開発方法もあります。画面の幅が600px以上とか、1280px以上というようにサイズでグループ分けをして設計すれば、デバイスの種類に関係なく、条件に合ったデザインが選択されます。

例えばスマートフォンを横表示にすると左右が600pxを超えるものがありますが、そのような場合でも画面にフィットしたデザインで表示することができます。

デバイスの大きさはメーカーによって違いがありますし、流行によっても変わります。デバイスの種類ではなく画面幅を基準にデザインを決めることで、どのようなデバイスにも対応しやすくなります。

デバイスに合わせて不要な要素を非表示にする

スマートフォン用のWebサイトでは、大事なことが素早く伝わることを重視します。サブ情報はスマートフォンには掲載せずに、PC用のサイトのみに載せるというように、優先順位を考えて情報を整理することも大事です。スタイルシート(CSS)上で、該当の要素をvisibility(表示)やhidden(非表示)に設定することで、コントロールします。

画像と動画を最適化する

画像や動画を表示する際には、次のような対応が必要になります。

◆ ファイルの読み込み時間が長くならないように、画面のサイズに合わせて読み込む画像や動画のサイズを切り変える

◆ 画面サイズや縦横の向きに合わせて、画像や動画が最適に表示されるようにする

◆ 高解像度ディスプレイでもきれいに見えるようにサイズや解像度を工夫する

高解像度ディスプレイでは、従来のディスプレイできれいに見えた画像がぼやけることがあります。例えば、iPhoneやiPadで使われている高解像度ディスプレイ「Retina」では、ピクセル数が従来の2倍になるため、画像の縦横が2倍に引き延ばされてしまうのです。

そこでファイルのサイズをできるだけ抑えながら、高解像度ディスプレイに合わせて解像度を上げるという難しい課題に取り組む必要があります。画像ファイルの形式をSVG(※)にしてサイズを落としたり、画像サイズをきれいに見えるところまで上げたりするといった工夫をします。

※SVGとは(Scalable Vector Graphics)の略で、ベクタ形式の画像フォーマットです。ベクタ形式は写真以外の印刷物によく使われます。

まとめ:レスポンシブデザインを選択肢のひとつとして考える

レスポンシブデザインは、Webサイト管理の簡略化やSEO対策に有効です。しかし、サイト作成時にデバイスごとの特性を考慮する必要があるため、設計が複雑になる可能性があり、表現にも多少制限がかかります。Webサイトのデザインや更新頻度などによってはレスポンシブデザインには向かないものもあり、すべてのWebサイトで導入する必要はありません。検討をする際は、自社のWebサイトの特性や更新頻度、運営体制を十分に考慮しましょう。

自社のWebサイトやECサイトの制作にレスポンシブデザインを検討している方へ。図書印刷では、サイトのプランニングから構築、開発、運用までをお手伝いします。どのような悩みでも、まずはお気軽にご相談ください。

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参考:

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