執筆者:
kodai yamamoto ● 2021/01/12 12:39:40
【独自調査】Shopify決済手段比較表つくりました

Shopifyペイメントとは?
Shopifyペイメントで利用可能な決済手段

決済サービスは11種類
ShopifyにはShopifyペイメントを含めて利用可能な決済サービスが11種あります。
今回は11種のうち国内で主に使われる8種のサービスに関して、対応可能な決済手段を簡単にまとめてみました。それぞれの利用メリットも簡単に解説したいと思います。
※画像をクリックするとPDFで確認可能です
※上記の表は各決済サービスのサイトの情報を元にして図書印刷が独自に制作した表となります。上記はあくまで参考程度とし、各決済手段詳細に関しては要ご確認の上ご契約ください。
Shopify ペイメント
これ一つで主要なクレジットカードは対応可能です。ECの購買のうち7~8割はクレジットカード決済と言われていますので、基本的にはこれがあればひとまず安心です。取引手数料が0%になり、カード決済手数料も国内最安基準の設定であるため、コスト的にも負担は大きくありません
PayPal
日本では一般的ではありませんが、海外での使用率が高い決済サービスです。世界的にオンラインショッピングはモバイル端末からのアクセスが多いと言われており、そうした中、モバイルでの決済方法は世界でPayPalが最も多いという調査結果もあります。海外ユーザーが顧客として見込まれる場合は、必須で対応すべき決済サービスと言えます。
Amazon Pay
Amazon Payは氏名や住所、クレジットカードの情報を一切入力する必要がなく、決済フローを圧縮することで、ユーザーにスムーズな購買体験を提供します。Amazonアカウントの普及率は高く、導入することでメリットを享受できるユーザーはかなり多いと推測されます。
KOMOJU
クレジットカードの他に、コンビニ決済や銀行振込、キャリア決済、LINE Payやメルペイ、PayPayなど幅広く対応が可能となっています。クレジットカードを持たないユーザーへリーチするためには対応を検討すべきサービスです。
携帯キャリア決済(ドコモデジタル)
携帯キャリアによる決済はクレジットカードの次に多いとも言われています。ピンポイントで携帯キャリア決済の対応を考えるのであれば、検討すべきでしょう。
Paidy
Paidyはクレジットカードと同じような翌月払いの決済をクレジットカードなしで提供しているサービスです。メールアドレスと携帯電話番号認証コードで決済ができ、現在アカウント数は400万をこえています。クレジットカードを使えない、使いたくないユーザーを確実に取り込んでいるため、クレジット以外の決済へ対応する際は検討してもいいでしょう。
GMOイプシロン
幅広い決済に対応でき、代引きや後払いにも対応しています。Visa/Masterのクレジットカード手数料に関してはShopify上で利用可能な決済で最安の3.2%となっており、ECのランニングコストを下げることができます。KOMOJUと対応可能な範囲が似ていますが、代引きを扱うかが大きな違いとなります。
SBペイメントサービス
GMOイプシロンやKOMOJUと同様に幅広い決済に対応が可能です。中でも特筆すべきは楽天ペイやAliPayのオンライン決済が可能となる点です。モバイル決済に対応したい場合にKOMOJUとどちらを選択するか悩ましいところです。
2Checkout/CyberSource/BitPayに関して
これら3種のサービスに関しては、海外サービスで日本版情報が少ないということもあり、正確な情報がつかめなかったため今回比較表への掲載を見送りました。基本的な情報としては「上記比較表にない決済手段だが海外では使われているもの」に対応することが可能になる(ビットコインや各種ローカル決済など)ため、越境ECを考えるなど特別に利用したい場合のみ検討が必要とお考え下さい。
BtoBは要注意
上記さまざまな決済サービスが利用できるように、BtoCである限りshopifyの支払いで困ることはほとんどないと言えます。ただし、もしもshopifyで企業間取引(BtoB-EC)をしようとした場合は、対応が難しい機能が出てきますのでご注意ください。
広義の解釈での支払いの機能とはなりますが、見積書や請求書の発行、取引先ごとの与信管理など、BtoBならではの機能はShopifyには備わっていません。サードパーティによるアプリが今後でてくることも考えられますが、BtoB-ECをShopifyで検討する場合はまず必要機能をしっかりと洗い出し、Shopifyが向いているのかどうか含めて検討が必要です。
基本的にShopifyペイメントでOK
以上、Shopifyの決済に関してのお話でした。
基本的にはShopifyペイメントさえ利用していれば大きな問題はないものの、一定数の需要があるコンビニ決済や携帯キャリア決済など、かゆいところに手を伸ばそうとすると、ほかの決済サービスの導入検討は必須となっています。
もちろんすべての決済が利用できるようになれば魅力的ですが、何でもかんでも導入とはいきません。もしも基本以上の決済手段の導入を考えるのであれば、まずは現時点での売り上げ規模や、顧客として定着しているユーザー属性などを考慮し、優先して導入すべき決済手段が何かを見極めることからはじめてみましょう。
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