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【Shopifyと楽天を連携しよう】方法、メリット、注意点

【Shopifyと楽天の連携】Shopifyから楽天市場に出店が可能に!メリットや注意点を解説

自社でECサイトを立ち上げたい、現在のECの規模を大きくしたいと考えたときに検討したいのが、集客力の大きいECモールへの出店です。しかし2種類の店舗を出せば、運営の手間も2倍になることが課題ではないでしょうか。そんな課題を解消できるのが、人気上昇中のECサイト構築プラットフォーム、Shopify(ショッピファイ)です。ShopifyECサイトを構築すると、「楽天市場」への出店や運営が比較的簡単にできるのです。Shopifyと楽天の連携とはどのようなものか、そのメリットや連携を成功させるためのポイント、連携の際の注意点を解説します。

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目次

Shopifyと楽天の連携とは?

Shopifyは「アマゾンキラー」の異名を持つカナダ発のEC構築プラットフォームで、世界中の数百万以上のオンラインストアで採用されています。一方の楽天市場は、約5万7千店舗が出店し、国内に1億人を超える会員を持つ日本最大級のインターネット・ショッピングモールです。

2020年4月から、このShopifyと楽天の連携が可能になりました。Shopifyを使ってECサイトを運営している店舗は、楽天市場を新たな販売チャネルに加えることで、販路を拡大できるようになったのです。

・Shopifyについての詳しい解説はこちらのコラムでご覧いただけます。
Shopify(ショッピファイ)がECサイト構築に選ばれる理由とは?特長や事例を紹介

楽天連携用アプリ「楽天市場販売チャネル」

Shopifyは、アプリをダウンロードすることによって、ストアの機能を拡張できる仕組みになっています。Shopifyストアと事前に開設した楽天ショップを連携させる際も、Shopify app storeから「楽天市場販売チャネル」というアプリをダウンロードして、Shopifyアカウントに追加します。

楽天市場販売チャネルアプリの機能は次のようなものです。

  • Shopifyに登録した商品情報を楽天ショップに送る
  • 楽天ショップの店舗運営に必要な在庫管理や受注管理をShopifyの管理画面で行う



つまり楽天市場販売チャネルアプリを使えば、Shopifyストアと楽天ショップの運営を、Shopifyの管理画面で一元的に行うことができるのです。

Shopifyと楽天を連携するメリット

Shopifyと楽天を連携するメリットは主に3つあります。

より多くの顧客にリーチできる

ECモールの楽天に出店することによって、モール内検索(楽天サーチ)からの顧客獲得が期待できます。商品が自社のECサイトのユーザーとは異なる新たな顧客層の目に触れる機会も増えるでしょう。楽天市場内で定期的に行われるセールやキャンペーンといった販促イベントを活用することで、新規顧客獲得のチャンスはさらに広がります。

オペレーションを簡略化できる

Shopifyのストアと楽天ショップの在庫情報や受注情報をShopifyの管理画面で一元管理するため、オペレーションがシンプルになります。

楽天ショップで注文があった場合、受注情報はShopifyに流れ、在庫管理や発送処理もShopify側で行います。楽天の販売データもShopifyに取り込まれるので、それぞれの売上の確認だけでなく、顧客の購買傾向や売れ筋商品の違いといったデータ比較もできます。

自社ECとモール型ECの相乗効果が期待できる

モール型ECの店舗と自社ECのShopifyストアを同時に運営することによって、デメリットをカバーし合い、メリットを生かす相乗効果が期待できます。

例えば、多くの自社ECでは集客が大きな課題です。担当者のマーケティングスキルによって集客力が左右されることもよくあります。しかしモール型ECの知名度や販促力を利用できれば、より安定した集客を見込むことができます。

一方、モール型ECではブランドの個性を出しにくいというデメリットがあります。しかし、モール型ECで獲得した顧客を自社ECのストアに誘導すれば、ブランドの個性をアピールできます。

・自社ECとモール型ECのメリット・デメリットについての詳しい解説は、下記のコラムでも紹介しています。
自社ECとは?モール型ECとの違いとそれぞれのメリット・デメリット

Shopifyと楽天の連携を成功させる3つのポイント

Shopifyによる自社ECと楽天ショップのオペレーションを一元化するだけでは売上は伸びません。両方を成功に導くには、それぞれの店舗の販売戦略を明確にし、その戦略に沿って施策を行うことが大切なのです。具体的には次のようなポイントが考えられます。

  • 楽天市場に出品する商品の説明文を変える
  • 楽天とShopifyで力を入れる商品を替える
  • 楽天のセールを積極的に利用する

それぞれについて詳しく説明します。

楽天市場に出品する商品の説明文を変える

自社のShopifyストアとモール型ECサイトの楽天市場では、同じ商品でもアピールの方法を変える必要があります。

例えば、自社ECはブランディングサイトとしての役割を兼ねていることも多く、ブランドの特徴や個性に引かれて顧客が訪れます。そのため、ほかのブランドとの個性の違いや、そのブランドの商品ならではの価値を伝えられるキーワードを重視します。

一方、モール型ECでは顧客の多くが「スニーカー」「ファンデーション」というような商品カテゴリーをキーワードにして目当てのものを探します。また「激安」や「送料無料」というキーワードで商品を検索する人も多くいます。楽天内の検索結果で上位に表示されるためには、カテゴリー名やお得感を強調するキーワードを商品情報の見出しや説明文に埋め込むSEO対策が必要となります。

Shopifyから楽天ショップに送る商品説明文は、随時変更が可能です。楽天内だけで使うキャッチコピーを設定する必要もあります。楽天サーチでヒットしやすいキーワードを調べて、説明文や楽天用のコピーにしっかり埋め込むようにしましょう。

楽天市場とShopifyで主力商品を替える

楽天とShopifyでは売れる商品の傾向が異なる場合があります。例えば、楽天市場では誰もが知っていて検索されやすい商品やスーパーで日ごろから目にするような商品の方が売れやすいと言われています。

Shopifyの管理画面では、楽天とShopifyストアでどのような商品が売れているかをチェックすることができます。売れ筋の傾向を確認しながら、どういった商品に注力すればより成果が上がるか、楽天とShopifyでそれぞれ異なる戦略を考えましょう。

楽天のセールを積極的に活用する

楽天市場では、年に4回実施される「楽天スーパーSALE」や、毎月行われている「お買い物マラソン」といったセールイベントがあり、多くの顧客を集めています。割引やポイント特典があるこういったイベントを上手に利用すれば、新規顧客を獲得して売上を増やすことが可能です。

そのひとつの方法として、「楽天スーパーSALE」期間中に設置される検索サービス「スーパーSALEサーチ」の活用があります。セールではこの検索から買い物をする顧客が急増します。そこで、スーパーSALEサーチで商品が表示されるように、楽天市場専用の店舗運営システムから申請をします。掲載条件をクリアできれば、追加コストなしに商品の露出を上げることができます。

Shopifyと楽天を連携する際の注意点

Shopifyと楽天の連携をする際には、次のようなポイントに注意して準備をしましょう。

楽天出店審査に合格する必要がある

楽天市場には、販売する商品の品質を保持するために出店審査基準があります。例えば、基本的には個人の出店はできないため、法人として登録する必要があります(一部、個人事業主としての合格例あり)。また、販売する商品は日本の法規や楽天内の規定が定める範囲内でなければなりません。

連携をする際には、出店規約や各種規定のガイドラインといった資料によく目を通し、合格のための準備をすることが大切です。

楽天市場への出店費用やオプションサービス利用料が別途必要

「楽天市場販売チャネル」アプリの利用は無料ですが、楽天市場への出店費用やシステム利用料が別途かかります。また、連携には楽天市場のオプションサービスである「RMS商品一括編集機能」を使う必要がありますが、その利用料は月額10,000円(税別)です(2023年5月現在)。

楽天市場からShopify側への商品情報のコピーはできない

「楽天市場販売チャネル」を使えば、Shopifyのストアの商品情報を楽天市場へ簡単にコピーできますが、楽天に登録されている商品情報をShopifyのストアにコピーすることはできません。すでに楽天市場に出店をしている人が連携するには、楽天市場の管理画面からいったん商品を削除し、再度Shopify側から登録し直すことになります。

複数の楽天市場アカウントとは連携できない

ひとつのShopifyアカウントに対応する楽天市場のアカウントはひとつだけです。複数の楽天市場のアカウントとは連携できません。

ECの拡大を視野に入れるなら、楽天と簡単に連携できるShopifyに注目

自社のECサイトと楽天ショップとの連携ができると、受注や在庫の管理を一元化したうえで、楽天市場の集客力を利用して売上を拡大することができます。ECサイトをリニューアルして規模を拡大したい、いずれはECモールに出店したいと考えている人にとって、この連携は大きな魅力です。ただし審査や費用といった注意すべき点もあります。連携のメリットや注意点を理解したうえで、EC構築サービスを選ぶ際のひとつの目安にしてはいかがでしょうか?

図書印刷では、ShopifyによるECサイトの構築サービスを提供しています。ご要望に沿ったECサイトを構築するだけでなく、その後の運用サポートにも注力しており、お客様に伴走して成果の上がるECサイトの運営を行っていきます。ぜひお気軽にご相談ください。お問い合わせはこちら

ShopifyがEC構築に選ばれる理由について、以下の無料eBookでも詳しく説明しています。ぜひご活用ください。ShopifyがEC構築に選ばれる理由 無料eBookダウンロード

 

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