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お客様の心豊かな生活「ピースフルライフ」をご支援し続け、ご満足いただけることが、CRM施策のゴールです
~はせがわ様の事例【後編】

はせがわ様インタビュー(後編)

EC

 

2023.1.26


実践!リーダーが語る「プロジェクト成功への近道」(6)
お仏壇のはせがわ様の事例【後編】

前編では、はせがわ様がアプリを立ち上げることになった経緯や掲載コンテンツについてうかがいました。後編では今後の展開についてお話をうかがいます。(全2回の後編。前編はこちら)

アプリのゴールについて

ローンチからわずか半年で4万人以上の会員登録を果たした「はせがわ公式アプリ」。今後、定期的に運用していくには、どうマネタイズしていくかが課題になります。

増田さんは、「このアプリでのマネタイズの方向性としては、LTV(ライフタイムバリュー)の最大化と口コミの促進を考えています。まず前者の一つは、ご供養する上で定期的に必要なもの、例えば、お線香やろうそく、お供え物などを手軽にご購入いただける仕組みです。また、はせがわには食品を扱う店舗(「田ノ実」)もあります。旬の食材を仏様にお供えするのもご供養の形のひとつなので、今後は田ノ実との連携も強化していきたいと考えています。

アプリ画面 田の実
アプリと連携した
田ノ実のお取り寄せ

もう一つは、ご遺族のさまざまなお困りごとを解消するサービスです。例えば、遺品整理や相続の手続きなど、残された方がしなければいけないことは意外に多いものです。そこで、ご供養だけでなく、ご逝去後のお手伝いを包括的にさせていただくサービスの提供を当社は検討しています。

後者の口コミについては、アプリを通じてご満足いただいた会員様からご親戚や知人の方々へ“お仏壇やお墓は、はせがわさんにお願いするといいよ”、“はせがわさんは色々相談できて便利だよ”と広めていただくことです。
もちろん、LTVの最大化と口コミの促進どちらも短期的にレスポンスが得られるものではないので、アプリを介してお客様との関係をより強化しながら成果を一つずつ積み重ねていきたいと思っています。」と語ってくださいました。

ピースフルライフ・サポートサービスとは

はせがわは、2022年4月期からはじまる中期経営計画で「“売り切り型”からの脱却」と「手を合わせる機会の創造」というテーマを掲げ、お客様の心豊かな生活(ピースフルライフ)を支援する企業への進化を宣言しています。前述の遺品整理などのサービスは「はせがわピースフルライフ・サポート(*)」と名付けられており、専門知識に裏付けられた手厚いサービスメニューが用意されています。
(*)現在は一部地域のみで対応。2023年4月から全店で展開予定

はせがわピースフルライフ・サポートサービスページ

「身近な方がご逝去されると、感情は一旦マイナスになってしまいます。ご供養にはマイナスになった感情を元に戻していくという側面もありますが、それだけでは以前の生活に戻れない。

はせがわ根本頼子さん
根本頼子さん
株式会社はせがわ
CRMプロジェクトスタッフ

残された方がなるべく早く、新しい生活に入っていただけるようサポートしたいというのがピースフルライフ・サポートサービスです」と語るのはCRMプロジェクトスタッフの根本頼子さん。

「会員様と永くお付き合いして行く中で、 “手を合わせる機会”と、それに必要な商品、情報をご提案する。それはモノだけではなく、イベントであってもいいわけです。そういった機会を通じて、お客様が前向きに生きていくための心の拠りどころに、はせがわがなれればと考えています。 まずはアプリで情報を提供して、お客様とコミュニケーションを取りながら、実際には、どんなことにお困りで、どのようなサービスを望まれているのかデータを蓄積し分析するところから始めています。」(山口さん談)
将来的には、パートナーを亡くされた “おひとりさま”のご遺族同士がコミュニケーションを取っていただける場づくりなどもアイデアとしてあがっているそうです。

これからもサポートし続ける図書印刷

デジタルでメンタルをサポートするという発想は、これまで店頭でご遺族の気持ちに寄り添ってこられたはせがわ様だからこそ取り組める施策です。Webサイトリニューアルからご支援してきた図書印刷の鈴木は「Webサイトリニューアルプロジェクトチームの皆さんもそうでしたが、CRMプロジェクトの増田様も、山口様も、はせがわ店舗で店長を経験されてきて、店頭でお客様とつながってこられたご経験があります。

図書印刷株式会社 鈴木暁雄
鈴木暁雄
図書印刷株式会社
デジタルマーケティング部 係長

だからこそ考えられるビジネスや、施策の展開力の幅は、柔軟性が高くて本当に魅力的です」と言います。

最後に増田さんから「同じコンテンツマーケティングでも、Webサイトとアプリでは全く異なります。Webサイトは新規顧客と接点を持つためにGoogleのアルゴリズムで検索上位に上がるようにする施策を行わないといけない。一方、アプリでは読んでくださった会員様の心にすっと入る内容、構成、リズムが重要になってくる。
私たちが図書印刷さんにお願いする理由でもあるのですが、技術的な面だけではなく、コンテンツという側面でも、図書印刷さんは、長い印刷事業を通じて、クライアントのセールスプロモーションに関わってこられた実績をお持ちなので、デジタル事業においても媒体ごとの使い分けを熟知されていると感じます。両面をわかっている会社は、そんなに多くないんじゃないかな」。(図書印刷スタッフ一同感動…)

図書印刷はShopifyでのWebサイト構築、サイトのCRM施策~アプリのコンテンツマーケティングに関わらせていただき、これからも、はせがわ様の新しいビジネスモデルをご支援していきたいと考えています。ありがとうございました。

図書印刷のデジタルマーケティング支援サービス

図書印刷では、WebサイトやEC事業の構築・リニューアル、各種プロモーションも含めた幅広いデジタルマーケティング支援サービスを提供しています。お客様の課題や外部環境を踏まえた上で、企業(またはブランド)の強み・特長を、データに基づいて洞察、咀嚼/翻訳し、課題解決へ向けた戦略プランの設計から運用までをお手伝いしております。

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