1. HOME
  2. コラム
  3. Webマーケティング
  4. SEMとは?SEOやリスティング広告との違い、関連マーケティング用語もまとめて解説
Webマーケティング SEM

SEMとは?SEOやリスティング広告との違い、関連マーケティング用語もまとめて解説

WEBサイトの運営に関わったことがある人ならSEOという言葉をご存じの方は多いでしょう。では、SEMという言葉はどうでしょうか?SEMはSEOよりなじみが少ないかもしれませんが、WEBマーケティングには欠かせない考え方です。この記事では、SEMとSEO、リスティング広告の違いと、SEMに関連してよく使う用語を解説します。

広告運用代行サービス_800x142

 

SEMとはなにか?SEO、リスティング広告との違いとは?

SEMとはSearch Engine Marketing(検索エンジンマーケティング)の略で、検索エンジンを使って行うマーケティングの総称です。検索ワードを入力すると、そのワードに関連するサイトの情報を集めて表示する検索エンジンは、インターネットユーザーにはなくてはならないものです。そして、さまざまな物やサービスをインターネット経由で購入・利用する現代では、検索エンジンからの誘導が効果的な集客方法として重視されるようになりました。

SEMは検索エンジンの仕組みを使い、検索結果ページのなるべく上位に自社のWEBサイトの情報を載せることを目指します。そして自社の商品やサービスに関連するキーワードで検索をするユーザーを、自社のWEBサイトへ導きます。

一方でよく使われるSEOSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、検索結果の表示順位を上げて訪問者数を増やすために、WEBサイト自体に対策を施すことを表します。

SEOはSEMのなかのひとつの手法です。SEMの代表的な手法には、SEOとリスティング広告(検索連動型広告)の2つがあります。

SEMとは

  • SEM……検索エンジンを使って行うマーケティングの総称
  • SEO……検索結果の順位を上げ、オーガニック検索でのPV数、コンバージョン数を上げるためにWEBサイトを改善する施策
  • リスティング広告…検索エンジン上で検索結果に応じで表示される広告

SEO

前述のとおり、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでユーザーが検索したときに、自社のWEBサイトが検索結果ページの上位に表示されるように、WEBサイト自体を改善する施策がSEOです。表示のための費用はかかりませんが、上位に表示されるためには、検索されやすいキーワードをサイト上に埋め込むことに加えて、WEBサイトを使いやすく信頼できるものにする必要があります。例えばSEOには次のような方法があります。

  • 検索されやすいキーワードを適切に盛り込み、コンテンツの質を上げる
  • 有益で質の高いコンテンツを制作する
  • WEBサイトを使いやすいデザインに改善する
  • サイトマップやパンくずリスト(記事の上部に表示される階層リスト)を工夫して、動線を分かりやすくする
  • アクセス解析による検証を継続的に行い、データをもとに改善を繰り返す

リスティング広告(検索連動型広告)

リスティング広告イメージ

リスティング広告(検索連動型広告)とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジン上で検索結果に連動して表示される広告のことです。自社の商品やサービスに関連するキーワードに広告を結びつけて登録しておくと、そのキーワードで検索したユーザーの検索結果ページにテキストの広告が表示されます。

適切なキーワードを設定することで、特定の商品やサービスの情報を探しているユーザーのもとに広告を表示できます。そのため、購入や問い合わせへの誘導に向いています。リスティング広告はSEOとは異なり、表示順位やタイミング、広告を配信する地域をコントロールすることが可能です。

こちらもCheck!

リスティング広告について、詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

初心者がつまづきやすい、リスティング広告ができることを確認しよう!

SEOとリスティング広告の特徴の違い

SEOとリスティング広告には、それぞれに長所と短所があります。両者の特徴の違いを「即効性」「クリック率」「費用」「コントロール性」の4点から見てみましょう。

SEOとリスティング広告の比較

即効性

リスティング広告はキーワードや入札額を設定すれば、すぐに広告が表示されます。そして、必要な料金を支払えば必ず上位に表示できます。

一方でSEOは対策をしてもすぐに検索結果に反映されるわけではありません。掲載順位は、検索エンジンのアルゴリズムがWEBサイトを評価することで決まるため、WEBサイト側ではコントロールができないのです。SEOでは、上位に表示されるまでにどのくらいの期間がかかるのか分からず、また実際に上位に表示されるかどうかも保証されていません。結果が出るまでには時間がかかると考えて、じっくり取り組む必要があります。

クリック率

クリック率では、オーガニック検索(検索エンジンによる純粋な検索。自然検索ともいう)で上位に表示される方が、リスティング広告よりも有利です。リスティング広告は検索結果ページの目につきやすい場所に表示されますが、多くの人は広告でない情報から先に見ようとする傾向があります。そのためSEOによってオーガニック検索にかかり、上位に表示されたWEBサイトの方がクリックされやすいのです。SEOで一度上位を獲得できれば高いクリック率を維持することができます。上位に表示されるまでに時間はかかりますが、努力をして上位に表示されるようになれば、財産となります。

費用

リスティング広告はクリック課金制です。料金は自分で決められますが、他社と競合する場合はオークションになるため、高い金額を入札した方が上位を獲得します。金額が低いと入札に負けてしまい広告がなかなか表示されません。よく検索されるキーワードは競争が激しく、1クリック当たりの費用が高くなります。

SEOは基本的に掲載するための費用はかかりません。WEBサイトを改善し価値を認められれば、検索順位が上がります。

コントロール性

リスティング広告はコントロール性に優れています。金額次第で上位に掲載できますし、広告を出すタイミングや配信地域も選べます。広告を出稿してからでも、効果測定のデータをチェックしながら、キーワードやリンク先、広告のターゲットなどの設定を変えて、より効果的な広告にブラッシュアップしていくことができます。

一方、SEOは自分で検索エンジン側をコントロールすることはできません。

SEMでは1日単位で予算の管理ができる即効性のあるリスティング広告と、長期的に取り組んでWEBサイトの力となるSEOを両輪にして進めていくことが良いとされています。

SEMに関連する用語の意味

SEMの効果を測定するためには、さまざまな指標が使われます。ここではSEM施策において、成果を測定・検証し、次回の施策に生かすために知っておくべき用語の意味を解説します。

PPC

PPCとはPay Per Clickの略で、広告がクリックされたときにのみ料金が発生するクリック課金型の広告を指します。このタイプの広告は、何度表示されてもクリックされない限り費用が発生しないため、コストを抑えられます。PPCはクリック課金型広告の総称ですが、リスティング広告を指す言葉としても使われます。

こちらもCheck!
 
PPC広告について、詳しくは下記のコラムをご覧ください。
 

PPC広告とは?リスティング広告との違いや品質スコアを上げる方法を解説

CPC

CPCとはCost Per Clickの略です。PPCの効果を測る評価指標で、クリック1回当たりの料金を示し、「クリック単価」とも呼ばれます。リスティング広告では人気のキーワードほどCPCが高くなりますが、これは広告が1回クリックされたときに発生する広告料が高いという意味です。計算式は下記のようになります。

CPC=広告費÷クリック数
 
 
 
 

Imp

ImpはImpressionの略で、広告の表示回数のことです。Imp数と呼ぶこともあります。

CPM

CPMとはCost Per Milleの略です。Milleはラテン語で1,000を意味し、WEB広告が1,000回表示されるのにかかるコストを示す指標です。CPMは次の計算式で算出できます。

CPM=(広告費÷広告の表示回数)×1,000

CPM課金という言葉は、表示回数1,000回ごとに広告費を支払う契約方式を指します。インプレッション課金も同じ意味です。広告が見られることによる認知効果、告知効果が比較的高いといわれるディスプレイ広告(バナー広告)で採用されることが多い料金体系です。

CTR

CTRはClick Through Rateの略でクリック率のことです。表示された回数のなかでどの程度クリックされたかの割合を示す指標で、通常はパーセンテージで表されます。計算式は下記のようになります。

CTR(%)=クリック数÷広告の表示回数×100

例えば1,000回表示された広告が10回クリックされた場合のCTRは1%となります。CTRは広告だけでなくSEO対策の効果測定にも使われます。ある広告のCTRが高いと言えば、その広告によって効率良く集客ができていることになります。

CV

CV(コンバージョン:Conversion)とは、変換や転換という意味です。マーケティング分野では広告が成果に転換されたことを意味します。CVとなる指標はサイトの目的によって異なります。見込み客の情報収集を目的としたWEBサイトでは、問い合わせ数や資料請求数が主要なCVになりますし、ECサイトの場合は商品購入に至った数がCVに相当します。

CVR

Conversion Rateの略であるCVRはコンバージョン率を表します。CVRとは、広告やWEBサイトにアクセスしたユーザーのうち、商品購入や資料請求といった実際の成果に結びついた割合を示す数値です。ECサイトで言えば、来訪者のうち商品を購入した人の割合がCVRとなるでしょう。CVRは下記の数式で求めることができます。

CVR(%)=CV数÷セッション数(※1)×100

この数値が高いほど、来訪した人を効率よく成果に結びつけていることになります。

※1:「セッション」とは、ユーザーがWEBサイトを訪問してから離脱する(またはブラウザを閉じる)までの一連の行動のことです。セッション数はその数をカウントしたもの。

こちらもCheck!

CVRについては下記のコラムで詳しく解説しています。

コンバージョン率(CVR)とは?コンバージョン率を上げるには何が必要なのか?
 
 
 

CPA

CPAはCost Per AcquisitionまたはCost Per Actionの略で、1人の顧客を獲得するためにいくら費用がかかったかを示す数値です。日本語では顧客獲得単価と呼ばれます。CVRが成果を出した割合を指すのに対し、CPAは1つのCVにかかったコストを示します。算出方法は次のとおりです。

CPA(円)=広告にかかったコスト÷コンバージョン数

CPAは、費用対効果を判断するうえで最もはっきりとした指標です。例えば10万円をかけて広告を出し100人の新規顧客を獲得した場合、10万円÷100人=1000円となり、CPAは1000円です。一方、10万円をかけて50人しか顧客を獲得できなければ、10万円÷50人=2000円に。CPAが上がるということは、広告の効率が悪化したということを示します。

こちらもCheck!

CPAについては下記のコラムで詳しく解説しています

CPA(Cost Per Acquisition)とは?使い方と改善方法を解説
 
 
 

ROAS

ROASは、Return On Advertising Spendの略で、日本語では広告費用の回収率と訳されます。広告費に対してどれくらいの売上額があったか、または投資した広告費用をどれだけ回収できたかの割合を示す指標です。ROASが100%以下の場合には、広告費用が売上を上回ったことになります。ROASの数値が高いほど費用対効果が高く、効率的な広告運用ができているのです。計算式は下記のとおり。

ROAS(%)=広告経由の売上額÷広告費×100
 
 
 

ROI

ROASと似た指標にROI(Return On Investment)があります。日本語で投資収益率と呼ばれるROIは、支払った投資額に対して得られた利益の割合を表すものです。広告の効果測定では、広告コストが実際にどの程度の利益につながったのかを測る指標として使われます。

ROI(%)=利益÷投資額×100=(売上-投資額)÷投資額×100

 

マーケティングの分野では英語の略語がたくさん出てきますが、似たような言葉が多くて最初は混乱しがちです。苦手な方にはアルファベットを日本語訳の用語と関連付けて覚えるよりも、もとになる英語をそのまま覚えておくことをおすすめします。意味を忠実に示している英語を先に覚えてしまえば、混乱が少なくなるはずです。

SEMはSEOとリスティング広告を組み合わせて進めよう

SEMは、自社製品やサービスに関連したキーワードで検索をしている人をWEBサイトに誘導するために行う施策です。SEMを成功させるコツは、即効性のあるリスティング広告と、長期的に取り組んでWEBサイトの力を高めるSEOのそれぞれの特徴を生かし、バランスよく運用していくことです。そしてさまざまな指標を的確に用いて状況を判断しながら改善を続け、利益を出していきましょう。

SEMでもっと集客をしたいと考えている方へ。図書印刷では、はじめてのWEB広告でも集客に成功できるWEB広告運用代行サービスを提供しています。詳しくは下記をご覧ください。

広告運用代行サービス_800x220

 

WEB広告は初めてという方に向けた、無料eBook「WEB広告入門編」をご用意しています。WEB広告に興味はあるけれど何から始めていいか分からない、どんな種類のWEB広告があるのかを知りたいという方はぜひご活用ください。

【無料eBook】[WEB広告入門編] 何から始める?WEB広告

何から始める?WEB広告入門編_無料eBookダウンロード_800x220 

参考:

関連記事