倉本 幹太 執筆者: 倉本 幹太 ● 2021/01/14 19:31:50

主要ECモール4種を比較!あなたにおすすめのECモールとは?

モール4種比較

 

この記事は

「EC事業を行う上で、まずはモールへ出店してみたいと考えている」

「自社ECとモール型ECのどちらから始めるか迷っている」

「自社に向いているECモールはどこなのか」

といった疑問をお持ちの方向けの記事となっています。

 

皆さま、こんにちは。

ECの市場規模は年々上昇しており、ECを始めたいと考えられている方も多いでしょう。その中で最初に始めるならば、既に多くの事業者が始めているAmazonや楽天などのECモールがいいのでは、とお考えではありませんか?

この記事は、これからEC市場へ参入しようと考えられている方さらに店舗を増やそうと考えられている方に向けて、4種類のECモールの特徴や料金体系についてまとめています。自社に合った販売チャネルを見つけて、是非とも売上アップに繋げていきましょう。

 

 

1. ECモールとは

ECモールとは、オンライン上で様々な企業が商品や店舗を出店している、仮想的なショッピングモールのことを指しています。ECモールは既存のモール用ドメイン(店舗ページ)があり、ECモール内には商品を購入したい、と考える多くの顧客が集まっています。

専門的な知識がなくとも出店できるため、ゼロからECサイトを構築する必要なく、誰でもEC事業を始めやすいところがモールの強みと言えます。

自社ECとECモールで迷われている方はこちらの記事も併せてご覧ください。

【ECにおけるはじめの一歩】自社ECとモール型ECの違いとは?

2. テナント型/マーケットプレイス型の違い 

ひとえにECモールと言ってもその店舗体系は「テナント型」と「マーケットプレイス型」の2種類に分かれています。

テナント型は、各企業がモール内に店舗ページを所有し販売する形で「出店型」とも呼ばれます。商業ビルの一角を借りた店舗内でブランディングや販売を行っていくところが、現実世界のショッピングモールと近しい形になっています。

対してマーケットプレイス型はECモール内に商品を出品する形で「出品型」と呼ばれます。スーパーやコンビニに商品を陳列するようなイメージを持っていただければ近しいです。

国内モール比較図

3.自社ECとの比較
メリット

・初めからある程度の集客が見込める

ECの売上の計算式は「アクセス数×CVR(コンバージョン率)×顧客単価」となっています。自社ECで苦労しがちなUUを増やすための集客施策をモール店が代わりに行ってくれるところは大きなメリットになります。

EC売上の方程式

・信頼度が高い

消費者のセキュリティ意識の高まりによって、知らないサイト、名前の聞いたことないサイトへの抵抗感を示す人は少なくありません。「楽天」「Amazon」「Yahoo!」といったブランド名がお客様を安心させ、購入しやすい環境を作ります。

デメリット

・ブランド、世界観の訴求が行いにくい

各ECモールごとに決まったフォーマットで商品を陳列しているため、商品の情報以外がサイト利用者に届きにくくなります。

・価格競争に陥りやすい

他社の同様な商品も一緒に検索結果として表示されるため、価格や機能といったプロダクト面で他社と競合しなければならない点がデメリットだと言えます。

 

4.各モールについて


ここまで「モール店とは?」といったところについて説明してきました。ここからは各モールについての詳細をご説明させていただきます

楽天市場

楽天市場は日本最大級のECモールで、その利用者数は5000万人を超えています。利用者数が多く、集客に関しての心配は他のモールと比べても少ないです。ECで売上を上げる土壌がすでに出来上がっていることは大きなメリットと言えるでしょう。

その一方で、出店料や運用時の月額費が他のモールに比べると高くなっています。これらの費用は利益を圧迫する要因となりますので、出店の際には注意が必要です。

楽天市場TOPページ

Amazon

日本のEC市場において、楽天市場と同じくらいにユーザーが多いのがAmazonです。加えて世界でもトップのECモールであり、その知名度は楽天市場以上だと言えます。

楽天市場と同じくらいのユーザー数を抱えているため、集客に関しての心配はこちらも少ないです。

Amazonはマーケットプレイス型のECモールなので、商品が1点でもあれば出品が出来ます。商品が少ない状態でも取り組むことが出来るのはAmazonのメリットでしょう。

デメリットとして挙げられるのは、ECモール全体のデメリットとしても挙げられる、ブランディングの行いにくさです。Amazonは出品型であり店舗ページがないため、「Amazonで購入した」というイメージだけをユーザーが持ってしまい、リピーターが付きにくくなっています。Amazonのページはフォーマットが強く独自性を出しにくいため、価格競争に追いやられることもしばしばあり、注意が必要です。

AmazonTOPページ
Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングの特徴であり、大きなメリットと言えるのが、出店費用・月額の固定費などが無料であるという点です。売り上げに基づいた決済手数料以外の出費がほとんどなく、誰でも安心して始めることができます。

またYahoo!ショッピングはサイトページ内に外部リンクを貼ることを許可しています。自社サイトやSNS、自社ECのリンクを設定することで、集客用のチャネルという目的の出店も可能になっているところは、Yahoo!ショッピング独自の大きな特徴といえます。

費用がかからず、参入障壁が低いというメリットは、競合が多いというデメリットも同時に引き起こします。出店店舗数はモールの中で最も多く、ユーザーの目に留まるのは難しくなります。

露出を増やし、売上に繋げていくための広告運用にはそれなりの費用やノウハウが必要になります。

Yahoo!ショッピングTOPページ

PayPayモール

2019年10月にヤフーが新たにオープンしたのがPayPayモールです。オープンしてから日は浅いですが、現在順調にユーザー数を伸ばしているECモールです。

先述したYahoo!ショッピングと同様に運営会社はヤフーであるため、一見ユーザーの奪い合いになるように思われる方もいることでしょう。Yahoo!ショッピングとの差別化は「PayPayモール出店レギュレーション」を設定している点です。これは出店するための条件となるものです。


PayPayモールに出店するための条件(2020年6月時点)

1〜4いずれかの条件を満たし、かつその他出品・出店基準に該当する出店者に限り、出店が可能

1. Yahoo!ショッピングベストストアアワード受賞歴があり、   かつ、過去約90日間において80%以上の期間、「優良店」であること

2.Yahoo!ショッピング経由での年間流通1.2億円(税込)以上、  かつ、過去約90日間において80%以上の期間、「優良店」であること

3. 上場企業または上場グループに属する企業であること

4. (グループを含む)企業年商 100億円以上   (「家電」カテゴリ 500億円以上、「食品」カテゴリ30億円以上)であること


上記のように厳しい出店条件があります。出店している企業は厳選された企業であるため、ユーザーからも「信頼性のあるショップ」であると認知され、企業のブランディング価値向上に繋がるところは大きなメリットです。

ですが厳しい審査によって出店が出来ない場合も十分にあり得ます。またYahoo!ショッピングと異なり販売手数料がかかるところもデメリットと言えるでしょう。

PayPayモールTOPページ

 
5. 各ECモールをこんな方におすすめしたい
楽天

20~40代の女性がメインユーザーである楽天市場では、ファッションやコスメ、グルメやスイーツなどが人気があり、これらを提供している会社は出店をおすすめします。

ユーザーの特徴とマッチしているため競合も多いですが、自社独自の強みの打ち出しや販促イベント(楽天スーパーセールなど)の参加を積極的に行うことが、楽天市場運用において重要なことです。

Amazon

出品型であるため、最安値で商品を提供できる企業、もしくは自社でしか販売していない独自の商品がある、競合に対して明確に強みを打ち出せる企業におすすめです。

Yahoo!ショッピング

ユーザー層としては50代の男性が多いため、定番のお試しグルメの他にもサプリメントなどの健康食品やメンズファッションが人気です。

また出店費や月額の利用費が無料なことから期間限定の店舗として、外部リンクの貼り付け可能であるところから自社ECの流入経路として出店するのも良いでしょう。

PayPayモール

PayPayモール上に掲載している商品はYahoo!ショッピングのページにも表示されるため、現時点で出店レギュレーションをクリアしている企業はおすすめです。

Yahoo!(PayPay)の大型キャンペーンに参加する体力のある企業であるほうが良いというところから、多店舗運営を目指す事業者さまは一つの選択肢として検討するのが良いでしょう。

 

6. まとめ

今回の記事では4種類のモール店に関しまして、特徴、メリット/デメリット、どのような方におススメか、といったところをご紹介させていただきました。

ECを始める上でまずはモールから始めてみたいと考えられている方は、最初は楽天市場への出店をおすすめします。他モールに比べて集客が強いためこれから始められる方も行いやすいと思います。

その一方で、ECプランの選定やランニングコストの把握、購入してもらうための施策など、コスト面や運用面において気を付けなければならない面も多くあります。

弊社はモールの構築・運用支援も承っており、「どのモールに出店すればいいのか」といった悩みからお話を伺わせていただきます。モール型ECに関してお悩みの方は、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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